Kindleで本が出版されました!

自炊しない独身男が、栄養失調で死なないための「最低限の補給」リスト。コンビニとサプリで現実的に組む

  • URLをコピーしました!

自炊をしない独身男に、世間は厳しい。

健康系のサイトを開けば「自炊で栄養バランスを整えよう」「一汁三菜が基本です」と書いてある。料理研究家のレシピ動画では、エプロンをした若い女性が「簡単5分でできちゃう!」と笑顔を作っている。

あれを見るたびに思う。仕事から夜9時に帰ってきてシャワーも浴びる気力がない人間が、米を研ぐと思うのか。

俺の自炊は週末だけだ。土曜の昼にパスタかカレーを大量に作って、タッパーに分けて冷凍する。それを平日の夜に解凍して食う。それ以外はコンビニとスーパーの見切り品の惣菜と、冷凍ご飯。これが俺の食生活の全てだ。

自炊しろ」って正論は、独身男には届かない。届かないと分かっていながら言われるから、余計に腹が立つ。

だから今日は「自炊しない前提」で書く。コンビニとドラッグストアで揃う、最低限の補給ルートをどう設計するか。栄養失調で40代に倒れないための、現実路線の話だ。

この記事で解決できる悩み
  • 自炊する気力がないが、栄養失調にだけはなりたくない
  • コンビニ食で済ませる時、何を選べば栄養が偏らないか知りたい
  • サプリで補うなら、最低限どれを買えばいいか分からない
目次

自炊しない独身男が、最初に不足するのは「タンパク質」

栄養素の話を全部やると、読み切る前に閉じられる。だから先に結論を言う。自炊しない独身男が真っ先に不足するのは、タンパク質だ

コンビニ食、外食、加工食品中心の生活で起きるのは、糖質と脂質の過剰摂取と、タンパク質・食物繊維・ビタミン・ミネラルの不足。これは栄養学の世界では常識レベルの話だ。

タンパク質が不足するとどうなるか。筋肉が落ちる。免疫が下がる。肌や髪が劣化する。そして長期的にはサルコペニア(加齢性筋肉減少症)のリスクが上がる。40代から始まる筋肉量の低下を放置すると、60代で歩けなくなる未来が現実味を帯びてくる。

厚生労働省の推奨摂取量は、成人男性で1日65g。これを意識せずに摂れている独身男は、まずいない。

たとえば俺の平均的な平日の食事。朝はコーヒーだけ。昼は社員食堂の日替わり定食。夜はコンビニの弁当か、冷凍しておいたパスタ。これでタンパク質を計算すると、せいぜい40〜50gしか摂れていない。20g足りない。

その20gをどう埋めるか。それが現実的な栄養設計の出発点になる。

コンビニで「タンパク質を足す」最低限の選び方

コンビニで弁当を買う時、おかずをもう一品足すだけで、タンパク質の不足は埋められる。

俺が常用しているのは、こういうラインナップだ。

ゆで卵は1個でタンパク質約7g。コンビニで100円前後。塩味が付いているものが多くて、そのまま食える。財布にも胃にも優しい優等生だ。

サラダチキンは1パックでタンパク質約20〜25g。値段は200〜300円。これ一つで一日の不足分が埋まる。プレーン、ハーブ、スモークなど味のバリエーションも多い。毎日同じ味だと飽きるので、3種類くらいローテーションするのがコツだ。

焼き魚や鯖の塩焼きパックは、常温保存できるレトルトタイプもあって、1パック200円前後でタンパク質15〜20g摂れる。DHA・EPAも一緒に摂れるので、コスパは悪くない。

豆腐や納豆は、スーパーで3パック100円前後。冷蔵庫に常備しておくと、夜遅く帰った時の「あと一品」に使える。豆腐に醤油をかけるだけで立派なタンパク質源になる。

ここで重要なのは、「全部を毎日やる」必要はないってことだ。コンビニ弁当にゆで卵を1個足す。それだけでもいい。完璧を目指すと続かない。70点を狙う。それが独身男の現実的な落としどころだ。

サプリは「マルチビタミン・ビタミンD・プロテイン」の3本柱

食事だけで全部の栄養を埋めるのは無理だ。それを認めて、サプリで補う。

「サプリは効果が怪しい」と言う人間もいる。確かに高額なサプリの中には、効果が不明瞭なものも多い。だがベーシックな栄養補助に関しては、安いサプリで十分機能する。

俺が常用しているのは3つだけだ。

一つ目はマルチビタミン・ミネラル。ビタミンB群、C、亜鉛、マグネシウムなど、コンビニ食では不足しがちな微量栄養素を一括で補える。DHCやネイチャーメイドあたりの安いもので十分。月500〜1,000円程度。

俺はネイチャーメイドの一番安いやつを、もう5年買い続けている。効果を実感したことはないが、保険として飲んでいる
ネイチャーメイド マルチビタミン(Amazon)

二つ目はビタミンD。日光に当たる時間が極端に少ない独身男(特に在宅勤務やコールセンター勤務)は、ほぼ確実に不足している。免疫機能と骨の健康に直結する栄養素で、近年は精神状態にも影響することが分かってきている。月300〜500円程度。

三つ目はプロテインパウダー。食事でタンパク質が足りない日に、水で溶いて飲む。1kgで3,000〜4,000円程度のプロテインで十分。1食あたり50円〜80円でタンパク質20g摂れるのは、コスパとして圧倒的だ。

俺は味の好みで選んでいる。チョコ味かバニラ味なら、たいていの安物でも飲める。特にオススメなのがこれ。低脂肪牛乳で割って飲んでるが、うますぎてびっくりする。そして溶けやすい。
AMBiQUE ソイプロテイン(バナナ味)

これ以上のサプリは、正直、独身男には不要だ。コラーゲン、グルタミン、BCAA、ビタミンE単体。そういうものに手を出し始めると、月の食費より高くなる。マルチビタミン+ビタミンD+プロテイン。この3本柱以外は、当面は無視していい。

冷凍食品は「敵」じゃない、「同盟者」だ

最後にもう一つ。冷凍食品をジャンクだと思っている独身男は、認識を改めたほうがいい。

最近の冷凍食品は、栄養設計がかなり進化している。野菜を冷凍したものは、生鮮野菜と比べてビタミンの損失がほとんどない。むしろ収穫直後に急速冷凍されている分、スーパーで数日棚に並んだ野菜より栄養価が高いことすらある。

俺が常備しているのはこんなラインナップだ。

冷凍ブロッコリー、冷凍ほうれん草、冷凍ミックスベジタブル。レンジで2分加熱して塩を振るか、味噌汁にぶち込むだけ。それで食物繊維とビタミンが摂れる。

冷凍の鶏むね肉、冷凍の鯖の切り身。フライパンで焼くだけでタンパク質源になる。

冷凍うどん。茹でた野菜とサラダチキンを乗せれば、栄養バランスが整った一杯ができる。所要時間は5分。

冷凍食品は手抜きじゃない。「自炊しない人間が、栄養を確保するための同盟者」だ。罪悪感を持つ必要はない。

結論:仕入れの技術で、生き延びろ

俺は10年以上、まともな自炊をしていない。週末のパスタとカレーだけだ。それでも今のところ、健康診断の数値は要観察ラインで踏みとどまっている。

「自炊しろ」って正論は、独身男の生活実感から遠すぎる。仕事で疲れ切って帰った人間に、米を研ぎ、出汁を取り、野菜を切り、皿を洗う時間とエネルギーは残っていない。それは怠惰じゃない。物理的な限界だ。

だが「自炊しない」ことと「栄養を諦める」ことは、別の話だ。

コンビニでゆで卵を1個足す。冷凍ブロッコリーをレンジで温める。寝る前にマルチビタミンを1粒飲む。プロテインを水で溶いて流し込む。

それだけのことだ。1日あたりの所要時間は、合計しても10分もかからない。

俺たちには、立派な食卓を整えてくれる人間はいない。だが、自分の身体に最低限の補給物資を届けることくらいは、自分の意思でできる。それは料理のスキルじゃなくて、ただの仕入れの技術だ。

自炊できない自分を責めなくていい。ただ、補給ルートだけは確保しておけ。それだけは譲るな。

身体メンテナンスについての関連記事

独身男性の身体メンテナンスというテーマを、別の角度から書いた記事もある。気になったものから読んでくれればいい。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

kouji_kimuraのアバター kouji_kimura 限界独身サバイバー

38歳、独身。手取り22万の電話オペレーター。 27歳で「あなたとの将来が見えない」と振られたことを機に、世間並みの幸せを諦める。現在は、人生のダメージを最小化する「生存防衛線」を構築し、静かな孤独を享受している。

目次