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 低収入の独身男が副業に手を出した現実 ― 2年やって月800円だった俺が、それでも続けてる理由

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副業で月5万円稼ぐ方法」みたいな記事を、夜中の三時にスマホで検索した経験のある奴。お前は俺の戦友だ。

俺もやった。クラウドソーシングに登録した。ブログを書いた。せどりの本を読んだ。動画編集の無料講座を受けた。

結果。ブログを2年やって月800円。これが俺の現実だ。

世の中には「月5万円稼げる副業」「初心者でも月10万」みたいな記事が溢れてる。あれを読んで「俺もできるかも」と一瞬期待して、3ヶ月後に挫折する。これを2回繰り返した。挫折のプロだ。

今回はその話だ。低収入の独身男にとって副業のリアルはどうなのか。煽りなしで自分が試した範囲の現実を晒す。そして、それでも俺が副業を続けてる理由を書く。

この記事で解決できる悩み
  • 副業を始めたいが「本当に稼げるのか」が分からず一歩踏み出せない
  • 過去に副業を試したが挫折した経験があり、自分に向いてないのか悩んでいる
  • 低収入独身男が現実的に取り組める副業の種類を知りたい
目次

「月5万円稼げる副業」記事の嘘

最初に世の中の副業記事の構造を解体しておく。

「月5万円稼げる副業ランキング」みたいな記事を書いてる人間は、たぶん副業で月5万円稼いでない。副業で月5万円稼ぐ方法」って記事を書くこと自体が、その人間の副業になってる。これがからくりだ。

「ブログで月10万円稼げる」と書いてる人間の収入源は、ブログそのものじゃなくて「ブログで稼ぐ方法を売る情報商材」だ。「クラウドソーシングで月5万円」と書いてる人間の収入源は、クラウドソーシングじゃなくて「副業の始め方を解説する記事のアフィリエイト」だ。

最近だとnote×AIライティングの副業関係の勢いがすごい。Xなんかを覗くと情報商材屋さんがセールストークで多くの副業志願者をまるで宗教のように集めてる。そういう人たちは大抵0→1(ゼロイチ)って言葉を使ってる。悪いことではないけどそれが最近のトレンドのようだ。

これに気づくと、世の中の副業ノウハウのほとんどが「副業で稼げると思わせること」を商品にしてるメタ構造だと分かる。実際にその副業で稼いでる人間は、ノウハウを売ってない。淡々とやってるだけだ。

俺がブログで2年やって月800円なのは、俺が無能だからじゃない。それが低収入独身男が「正攻法で副業をやった場合の現実」だからだ。たぶん。そう思いたいだけかもしれないが。

低収入独身男が副業に踏み切れない、3つの本当の理由

副業が続かない理由は「やる気がない」じゃない。もっと構造的な問題がある。

ひとつ目、本業で消耗してる。これが最大の壁だ。コンタクトセンターで一日中クレームを受けて帰ってきて、家でブログを書くエネルギーなんか残ってない。残ってるのは缶ビールを開けるエネルギーだけだ。「副業で月5万」って記事を書いてる人間は、本業がたぶん体力的に楽な仕事だ。俺たちと前提が違う。

ふたつ目、初期投資する余裕がない。プログラミングスクール30万円、動画編集講座10万円、せどりの仕入れ資金20万円。「投資すれば回収できる」と言われても、その投資資金自体が捻出できないのが俺たちだ。「無料で始められる副業」と言われても、結局はパソコンとネット環境とまとまった時間が必要になる。完全にゼロからは始められない。

みっつ目、短期で成果が出ないと精神が持たない。本業で消耗してる人間が、副業で半年〜1年成果ゼロを耐えるのは難しい。3ヶ月で月数千円も入らないと「やっぱり無理だ」と離脱する。これは意志の弱さじゃなくて、消耗してる人間の自然な反応だ。

この3つの壁を直視せずに「副業を始めよう!」と煽る記事は、信用しなくていい。

副業の3パターンを冷静に解剖する

副業を構造的に分類すると3パターンしかない。それぞれの現実を書く。

時給型(即金性あり・拡張性なし)

ウーバーイーツ、コンビニ夜勤、データ入力、配送、家事代行。働いた時間に比例して金が入るタイプだ。

メリットは即金性。働いた分は確実に入る。月数万円なら現実的に稼げる。

デメリットは拡張性のなさと、本業との合算で体力が削れること。月5万円稼ぐために週20時間使うと、本業のパフォーマンスが落ちて昇給機会を失う、ってトレードオフが発生する。

俺たち独身男にとって時給型副業は、「短期で現金が必要な時の緊急手段」として位置づけるべきだ。長期戦略にはならない。

俺の一人しかいない友人は副業で熱波師をしている。業務委託で出演した分だけ報酬がはいるらしい。熱波師はかなりレアケースだが、この副業もこちらに該当する。
熱波師の仕事の流儀【サウナ好き・熱波師になりたい人に向けた1冊! 】

成果型(即金性なし・拡張性あり)

クラウドソーシング(ライティング、デザイン)、せどり、メルカリ転売。成果物や売上に対して金が入るタイプだ。

メリットは慣れれば時給単価が上がる可能性があること。実績が積み上がる。

デメリットは初心者の時給単価が極端に低いこと。クラウドソーシングのライティングは、最初の半年は時給300円以下が普通だ。最低賃金以下。これを耐えられる人間しか残れない。

俺は2年前、クラウドソーシングのライティング案件を3ヶ月やった。文字単価0.5円の案件で月収約8000円。時給換算で200円台。バカバカしくなってやめた。今思えばあれは「初心者の通過儀礼」をスキップした俺の失敗でもあるが、月200円の時給に耐える理由を見つけられなかった。

素人のライティングやデザインを誰も買わない。ただ経験を積むことによって技術とスピードがあがり単価が上がっていく。そこまで耐えられるかが一つの通過点。さらにそこからは営業力が試されていく。技術があっても仕事がなければ意味がない。法人からの依頼がゲットできれば単価は数倍になるとか。

ちなみにクラウドソーシングの3大巨頭は、ランサーズクラウドワークスココナラ

資産型(即金性なし・拡張性最大)

ブログ、YouTube、Kindle出版、ストックフォト販売。作ったコンテンツが資産になり、後から収益を生み続けるタイプだ。

メリットは成功すれば不労所得化すること。

デメリットは成果が出るまで半年〜数年かかること。9割以上が成果ゼロで終わること。

俺がやってるのはこれだ。ブログを2年やって月800円。割に合ってるとは言えない。だが俺が続けてる理由は別にある。それは後述する。

俺が今やってる副業と、その正直な月収

恥を晒す。俺が今やってる副業とリアルな月収はこうだ。

ブログ運営で月50〜100円。メルカリで不要品売却が月平均1000円程度(あくまで本当に使わなくなった本や服を出品。仕入れて転売はしない、割に合わない場合はメルカリに出さず処分)。

合計、月1,000円前後。最高月収は2,500円だ。

派手じゃない。「副業で人生が変わった」みたいな話には程遠い。だがこの月2,500円が、俺の中で持ってる意味は大きい。

なぜか。「会社の給料以外に、わずかでも自分の力で稼げる経路がある」って事実そのものが、精神の保険になってるからだ。前半でゼロイチという言葉を否定したが、イチでも生み出せることは自身につながることは確かである。

明日リストラされても、すぐにゼロにはならない。月2,500円でも自分で稼げる経路があるって自覚は、夜中の三時の動悸を少しだけ和らげる。

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「人生を変える副業」じゃなく「月1万円の柱を5本作る」

低収入独身男にとって現実的な副業戦略は、「副業1本で月10万円」じゃなく「月1〜2万円の小さな柱を複数本立てる」ことだ。

ブログで月1000円。メルカリで月3000円。クラウドワークスのアンケートで月1000円。ポイ活で月2000円。不要品を半年に一度まとめて処分して月平均3000円。

これで月1万円。地味だ。だが1本が枯れても他の柱が残る。リスク分散としてはこれが理想形だ。

「副業で月10万円」を目指して挫折するより、「副業で月1万円の柱を5本」を地味に積み上げるほうが、低収入独身男にとっては現実的で、しかも続けやすい。

ハウツー ― 今夜やるべき3ステップ

ひとつ。メルカリのアプリをダウンロードして、家にある不要品を1つ出品する。読み終わって二度と読み返さない本でいい。これが副業の第一歩として最もハードルが低い。手数料と送料を引いても、たいてい数百〜数千円は入る。

ふたつ。自分が「本業で何時間使った後に、副業に使えるエネルギーが残ってるか」を1週間記録する。週に何時間、副業に使えるか。それを知らずに副業計画を立てると挫折する。

みっつ。最初は「月1000円稼げる柱を1本作る」を目標にする。月10万円を目指すと挫折する。月1000円なら誰でも達成できる。達成感が次の柱を立てるエネルギーになる。

【装備品(イクイップメント)リスト】 ・メルカリ ― 副業の入口として最もハードルが低い。家の不要品を金に変える定番 ・クラウドワークス / ランサーズ ― アンケート案件から始めるのが現実的 ・楽天ポイント / Tポイント等のポイ活アプリ ― 月1000〜3000円程度の地味な柱 ・Amazonアソシエイト:『1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法』(山口揚平)― 副業を「人生を変える手段」と勘違いしてる人間を冷静にさせる本

俺たちにとって、それはどういう意味を持つのか

副業の本当の価値は、稼ぐ金額じゃない。

俺たち独身低年収男にとって、最大の恐怖は「会社の給料が途絶えること」だ。リストラ、病気、会社の倒産。どれが起きても、収入源が会社一本だと一瞬で詰む。

副業で月5000円稼げるってことは、「収入源を会社100%依存から脱却してる」ってことだ。たとえ5000円でも、ゼロと5000円の間には大きな心理的な差がある。

「月100万円稼ぐ副業」みたいな夢を見るのはやめろ。あれは罠だ。罠に引っかかった人間が情報商材を買って、書いた奴が儲かる構造になってる。

代わりに月数千円の柱を地味に立てること。これが低収入独身男にとっての副業の現実解だ。派手じゃない。SNSに上げる映えもない。だが続けられる。続けられる副業だけが、本物だ。

俺は今後もブログを書く。月800円のまま終わるかもしれない。月数万円に育つかもしれない。どっちでもいい。書くこと自体が、俺と社会との接続点になってる。金額より、その事実のほうが俺にとっては大きい。

副業で人生は変わらない。だが副業を続けてる人間の精神は確実に変わる。「自分は会社の奴隷だけじゃない」って感覚が、夜中の三時の動悸を少しだけ和らげる。

それで十分だ。たぶん、それで十分なんだ。

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この記事を書いた人

kouji_kimuraのアバター kouji_kimura 限界独身サバイバー

38歳、独身。手取り22万の電話オペレーター。 27歳で「あなたとの将来が見えない」と振られたことを機に、世間並みの幸せを諦める。現在は、人生のダメージを最小化する「生存防衛線」を構築し、静かな孤独を享受している。

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