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【サバイバル・レビュー】自炊やる気ゼロの夜。冷凍うどんと乾燥わかめで作る1食150円の虚無飯

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22時、帰宅。

カバンを玄関に放り投げて電気をつける。冷蔵庫を開けても、何もない。正確には、賞味期限が3日過ぎたヨーグルトと、半分残ったマヨネーズしかない。

自炊する気力は完全にゼロ。

こういう夜、世の中の大半の独身男はコンビニに向かう。だが俺は向かわない。なぜなら俺は、年収320万円のアラフォー独身男だからだ。コンビニ弁当を週5で食う経済的余裕も、健康的余裕もない。

今日は、そういう夜のための「最終防衛食」について書く。料理ブログのような華やかさは一切ない。これは戦闘糧食の話だ。

この記事で解決できる悩み
  • 仕事帰りに自炊する気力が完全にゼロで、つい高くて不健康なコンビニ弁当に手が伸びてしまう
  • 年収300万円台で、食費をどこまで切り詰めるべきか具体的な金額がわからない
  • 「料理」というほどの料理はしたくないが、最低限の健康と財布だけは守りたい独身男性
目次

年収300万独身男の食費の現実

まず数字の話から始める。

手取り月22万円。家賃5万8000円、光熱費・通信費で1万5000円、その他固定費を引いていくと、自由になる金は月10万円弱。ここから食費、書籍代、雑費、そして「老後への積立」を捻出する。

俺が自分に課している食費の上限は月3万円。1日あたり1000円。朝食を抜くから、昼と夜で500円ずつだ。

これを守れないと、5年後の自分の口座残高が確実に削れていく。たかが食費、されど食費。コンビニ弁当が1食600円。これを週に3回食えば、月7200円。年間で約8万6000円。10年で86万円が消える。

俺は86万円で、何ができるかを考える。だから、コンビニ弁当には手が出せない。

コンビニ弁当の代わりに用意しておくもの

自炊やる気ゼロの夜のために、俺の冷蔵庫と棚には常に以下のものがストックされている。買い物の手間を「やる気がある日」にまとめて済ませておくことが、戦略の核だ。

食材価格目安保存場所
冷凍うどん(5玉入り)198円冷凍庫
乾燥わかめ(大袋)298円
もやし(1袋)30円冷蔵庫
卵(10個入り)248円冷蔵庫
めんつゆ(1L)298円
刻みネギ(冷凍)198円冷凍庫

これだけで、1ヶ月分の「虚無飯」が成立する。

最近は物価高で地域によってはこの価格よりも高くなっているかもしれない。

虚無うどんの作り方(調理時間5分)

調理時間を「5分以内」に収めることが、やる気ゼロの夜を乗り切るための絶対条件だ。10分かかるなら、人はコンビニに行く。

手順

鍋に水400mlを入れて火にかける。沸騰したら、冷凍うどんを凍ったままぶち込む。同時に、もやしを一掴み入れる。乾燥わかめをひとつまみ放り込む。

3分後、火を止める。めんつゆを大さじ3、ぶち込んでかき混ぜる。器に移して、卵を1個割り入れる。冷凍の刻みネギを上から振る。めんつゆは適当でいい。

以上。

これでだいたい1食150円前後。内訳はこうだ。

材料コスト
冷凍うどん1玉約40円
もやし1/3袋約10円
乾燥わかめひとつまみ約10円
卵1個約25円
めんつゆ・ネギ約15円
合計約100円

光熱費を加えても、1食150円を超えない。コンビニ弁当の4分の1だ。

この虚無飯が「最低限の健康」を守る理由

ここが重要なんだ。

ただ安いだけの飯なら、カップ麺で済む。なぜわざわざ鍋を使うのか。それは「胃ともやしを守る」ためだ。

カップ麺を週5で食うと、確実に胃が荒れる。俺は30代半ばから軽度の逆流性食道炎を持っている。深夜の動悸の原因の一つだと自分で診断している。あの胸焼けは、独身男にとっての地味な恐怖だ。

この虚無うどんには、汁の中にもやしの食物繊維、わかめのミネラル、卵のタンパク質が入っている。完璧な栄養食じゃない。だが「コンビニ弁当よりはマシ」「カップ麺よりは胃に優しい」という、最低ラインの防衛は果たしている。

コールセンターで働く同じく独身の30代の同僚はお昼に冷凍うどんをレンチンし、それに醤油をかけて毎日食べている。およそ45円のランチ。これは最低限の健康を守れていない。

俺たち独身男にとって、食事は「楽しみ」じゃなく「自分の体を明日まで稼働させるための整備」だ。だから完璧を目指す必要はない。最低ラインを守ればいい。

この虚無飯の応用

飽きてきたら、味変要素を投入する。

  • ごま油を数滴:一気に中華風になる
  • キムチをひとつまみ:発酵食品で胃腸を整える
  • 七味唐辛子:体が温まる。冬の必需品
  • 冷蔵庫の余り物(豆腐の残り、ハムの端):何を入れても成立する

このうどんの最大の利点は、何を入れても破綻しないことだ。失敗がない。失敗がない料理は、やる気ゼロの夜の最大の味方だ。

俺たちにとってこれはどういう意味を持つのか

独身・低所得層にとって、食事は戦場だ。

外食もデリバリーも、こっちの財布を狙って撃ってくる。コンビニ弁当は安く見えて高い。カップ麺は安いが、胃と健康を蝕む。この狭間で、自分の体と財布を同時に守る「最低限の食事」を確保することが、生存戦略の基本中の基本だ。

冷凍うどんと乾燥わかめ。これだけは、絶対に切らさない。家にこれがあるだけで、「コンビニに行かなくて済む」という選択肢が手元に残る。選択肢があることが、独身男にとっての最大の安心感だ。

今夜も俺は鍋に水を張り、冷凍うどんを放り込んだ。湯気の上がるどんぶりを前にして、別に旨いとも思わない。ただ、明日も働けるな、と思うだけだ。

それでいい。それだけが、俺の夕食だ。

まあ、仕方ない。結局、そういうことだ。

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この記事を書いた人

kouji_kimuraのアバター kouji_kimura 限界独身サバイバー

38歳、独身。手取り22万の電話オペレーター。 27歳で「あなたとの将来が見えない」と振られたことを機に、世間並みの幸せを諦める。現在は、人生のダメージを最小化する「生存防衛線」を構築し、静かな孤独を享受している。

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